読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

賃貸併用住宅にありがちなトラブルや悩み

無事全室入居が決まり、外壁と屋根の塗装も終了。

まさに新居での新生活を満喫していましたが、やはり大家として左うちわの生活とはいきません。

同じ建物に全く属性の違う人間が住んでいるのですから、それなりにトラブルは発生するものです。

今回は住人と大家との間のトラブル?として賃貸併用住宅ならではの悩みについて触れます。

 

賃貸併用住宅のデメリット

賃貸併用住宅は住宅ローンという低金利のローンを利用しながら、賃貸物件を建てられるのが最大のメリットです。

普通のアパートローンでしたら低金利の現在でも3%ぐらいはかかるものではないでしょうか。
利用したことはないので、詳しい金利までは知りませんが・・・。

しかし賃貸併用住宅ならば、容積率オーバーの悪物件でさえ団信の保険料込みで1.775%です。

フラット35でも35年固定で今は1.1%程度で融資を受けられるので、賃貸併用住宅のメリットは、普通にアパートを建てるよりもかなり大きなものがあるのではないでしょうか。

弱点を挙げるとしたら、もちろん自分の家と一緒でなくてはいけないので、一物件にしか使えないところでしょう。

まあ住宅ローンを完済し、新しく家を住み替えるのであれば、再度利用することができるので、そういう戦略を取る人もいるようですが、私はまだ現状そこまで考えてはいません。

 

ではデメリットとしてはどんなものがあるでしょうか?

一番は自分の生活音が他人に筒抜けになるということではないでしょうか。

アパートで生活をしていると壁が薄くて隣人とトラブルになった、特に若い一人暮らしの人間が多いようなアパートでは、深夜の騒音が非常に大きなトラブル発生源になっています。

それでも、まぁお互い様ということで妥協をする人もいるのですが、自分の場合、最も大きなネックとなったのが1歳の子供がいたという点です。

当たり前ですが1歳の子供は夜泣きもしますし、こちらの言うことなど聞きません。

広くなった家の中をドタドタと駆け回り「パパー ママー」と話しかけてくる様子は、何者にも替えがたい幸福感もあるのですが、「今の音が下の部屋に届いていないか、クレームになるのではないか」という心配もついて回るのです。

特にリビングの真下の部屋は子供がいることが多い場所でありながら、角部屋ではないために、最も条件が良くない部屋となっています。

その部屋が空いてしまうと客付けには多少の苦労が予想されるので、少なくとも2年はいてほしいという切実な願いもありました。

その他にもやはりこちらの相手の音が多少「うるさいなー」と思わないときがないわけでもありません。

特に私の場合は家に住み始める前に客付けを行い、先にアパートの住人の方が住んでいたという部屋もあるので、上での音が下にどれだけ聞こえてしまうのか、という点をよく把握していませんでしたし、逆もまたしかりです。

家の持ち主には1階と2階で騒音トラブルがなかったのか、はもちろん確認していたのですが、起きてしまえばある意味それまでですよね。

余談ですが前の持ち主は2階にピアノを置いていました。

今思うとよくクレームが起きなかったものです。

 

また私の方は、居住されている方に会ってもなんとも思わず「こんにちは」と気軽に声をかけるのですが、人によってはせっかくの一人暮らしで他人に干渉されるのを嫌がる人も多いです。

生活空間はしっかり特別をしておかないと、それぞれ苦痛に感じながら生活せざるを得ないということもあるでしょう。

プライバシーの範囲や他人との距離感は、本当に個人により異なるものなので断言は厳しいですが、少なくとも家にいながら思い切り音を出しても迷惑にならない、というのは戸建の大きなメリットです。

しかし賃貸併用住宅の場合は、そのメリットが叶えられないことは意識しておいたほうが良いでしょう。

 

私の場合は3階に大きな個室があるので、子供が大きくなってきたらそこで遊ばせるつもりではいます。

 

実際にあったクレーム

そこで実際にあったクレームですが、親や兄弟を招いてとある日曜日に新居のお祝いの場を設けました。

そこで姉の子供、自分にとっては姪と娘が広くなった家でドタドタと駆け回って楽しそうに過ごしていました。

大変に微笑ましい光景であり、私としても家を買った幸福感を味わった瞬間ではあったのですが、翌日不動産屋から「1回の方から足音がうるさいとのクレームが入った」との連絡がありました。

その時の私としては、1階と2階の騒音など対して響かないものだと思っていたので、非常に意外なショックでした。

しかし1階の風呂に入っていると、真上の2階の洗面所の音はよく聞こえますし、たしかに子供の歓声と足音は日曜に体と心を休めたい社会人の方には、ストレスになるだろうなという推測もありました。

それでも妻に「足音がクレームになったので、遊ばせる時間に気をつけよう」と言うのみで、まあ平日の日中は下の人も仕事だろうから問題ない、夜と休日に気をつければいいという認識でした。

それで子供を極力休日は外に連れ出す、3階で遊ばせる、ドタドタ走る時は「走ってはダメだよ」と注意することでやり過ごしていたのですが、根本的な対策をしていなかったら、1ヶ月後ぐらいに再度不動産屋から「やはり足音がうるさいのでなんとかしてほしいとのクレームが入っている、短期に続いてクレームが入ると、退去の可能性が高くなる」との連絡が入りました。

流石にこれで対策を打たない訳にはいかないと思い、よく打っている子供部屋用の、ウレタンでできたクッションマットをリビングにも導入。

さらに2重にしたことで防音性を高めました。

3セット分買ったので、これで3万円ぐらいかかりましたし、子供が剥がして遊ぶので、なんとも手間もかかるのですが、一応それ以降は足音のクレームも入らずに、下の方にも迷惑をかけずに住み続けてもらっています。

不動産屋には「何時頃の騒音が特に気になるか」ということを聞いてもらおうとしたのですが、住まれている方はそこまでは言ってくれませんでした。

 

言われる前にやっておく

またリビングと廊下を挟んで寝室があるのですが、そこの防音対策も行いました。

寝室の真下にはまた別の方が住んでいるのですが、やはり1,2才児が夜泣きが収まっているとは言え、夜中にふと不安になって泣き出したり、逆に遊んでテンションが上って大声をだすことはよくあります。

生活習慣として、注意をしても言うことをすべて聞くとは限らないので、その部屋にも防音対策を行いました。

元々窓の構造上隙間風が入る場所があり、そこを冬は寒くなるだろうと思っていたので、厚手のウレタンのような防音シートを購入。

メインの採光窓以外には、その防音シートをはめ込みました。

やや部屋の中は暗くなりますが、寝室なのでそこまで気にする必要もなく、窓からの隙間風を防ぎながら、音漏れで下の階の方に迷惑をかけることも防げるようになりました。

まあメインの採光窓はそのままなので、完全な防音対策とはいえませんが、下に響くような音を小さくする効果はあったと思っています。

後の話になりますが、そこに住んでいた大学生が卒業により退去することになったときも、特に『音がうるさかった』などのクレームはなかったので、前もって対策をしておいてよかったと思います。

 

賃貸併用住宅といえども不動産屋経由のほうが角が立たない

今回のトラブルは全て不動産屋経由で入ってきたものです。

真上に住んでいる人間なので、直接言えばいいのに、と思う方もいるかもしれません。

電話やメールアドレスは住人に教えてあるので、会わずに直接伝えることも可能です。

ただやっぱり不動産屋を通したことで、住人の方の方もオブラートに包んで伝えることができたでしょうし、私が直接部屋に行って相手に謝罪をしても、お互いにバツが悪い状況になったでしょう。
そうしていたら、多分住人の方は出ていってしまったのではないかと思います。

不動産屋を挟んだほうが、ある意味本音をやんわりといえるのでやはり自主管理ではなく、不動産屋に管理を依頼してよかったと感じました。

10年ほど前に「引っ越ししろ!」布団を叩きながら威嚇をする中年女性が話題になりましたが、騒音というのは、実際にそれが原因で殺傷沙汰が起こるほどのトラブル源ともなります。

大家としては他の部屋に迷惑をかけるような音を出す住人がいたら注意をしなければいけませんし、もちろん自分が発生させる音にも気をつけなければいけません。

そのための防音対策は、わかりづらくかつ訴求しづらいポイントなのですが、重要性は非常に高いと言えるでしょう。